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Sold out矢野TEA×KOMA no.1
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Sold out矢野TEA×KOMA no.2
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Sold out矢野TEA×KOMA no.3
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Sold out矢野TEA×KOMA no.4
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Sold out矢野TEA×KOMA no.6
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矢野TEAと松岡の出会いの物語
矢野TEAさんは、チェルシーフラワーショーという
ガーデニングの最高峰でアジア人として初めて
メダルをとったガーデンデザイナーであり、
俺にとってはクリエイションの師匠だ。
彼と初めて会ったのはもう15年前になる。
32歳でまだ無駄に尖っていた俺が
「もうすぐ日本一になる家具職人です」
と自己紹介をすると、彼はニコニコしながら
「日本一って世界の何番目?つまらないね」と言った。
その瞬間、このオヤジに俺を認めさせるまで、
弟子として従うことに勝手に決めたのだった。
それから矢野さんは次々にたくさんの宿題を出してくれた。
高級木材じゃなく超安価なベニヤ板で
価値ある物を作るには?
家具を物ではなく空間として捉えたらどうなる?
椅子は座る道具ではなく人と人の関係を創る道具だったら
どんな形になる?などなど。
それらは、いつの間にか自分の中にこしらえた
「家具づくりの常識」という壁を崩してくれたように思う。
彼の宿題に向き合っていると、
自らの感性が日々新しくなっていくようでワクワクした。
それでも、彼を満足させる回答を出すには
まだ能力も経験も足りないと分かっていたから、
とにかくレスポンスの速さとアイデアの数で応えた。すると
「才能やセンスは分からないけど機関銃みたいで面白いね」
と彼なりに褒めてくれた。
そして、それまで見たこともなかったレベルの環境や
そこで活躍する人たちとの出会い、多くの経験を
惜しみなく与えてくれた。
だから矢野さんとの出会いがなければKOMAの家具は
今とは少し違うものになっていただろう。
ところでまだまだ俺を認めてくれる気配がないから
勝手に弟子を続けているのだが、何はともあれ
今でもこうして一緒に物作りができてすごく嬉しい。

