sim chair/ sim arm chair

KOMAにとってはじめての定番品として2015年に誕生した椅子です。

人の体が直接触れる座面や笠木はKOMAの特徴である手作業による削り出しにこだわる。
それにシンプルな加工性と構造を持つフレームを組み合わせ「一点物」と「量産品」の作業バランスを図ることで今までのKOMAにはない生産性の良いプロダクトになるだろう。。

実はこの設計はこの何年も前から完成していたが、当時椅子の仕上げが出来る職人は自分しかおらず、一人で量産する事は不可能。仮に量産しても在庫を抱える余力も、それらをさばく販売力も無い。
いくつものハードルがあり、中々踏み出すことが出来ずにいました。

しかし、その問題を一つ一つ解決していったのはKOMAの仲間一人一人。

一生懸命練習して技術を身につけてくれた者。在庫リスクを他の仕事の売上で支えてくれた者。しっかり伝え売る努力をしてくれた者。

良い製品づくりは個人の技術やクリエイションだけでは叶わず、仲間と一緒に地道な環境整備をすることから始まるのだと知ると共にKOMAがチームとして動き出す切っ掛けをつくってくれた椅子です。
Written by Shigeki Matsuoka